ライフプラン
大前研一セミナーで学ぶ:日本の未来とライフプランの重要性
先日、大前研一さんのセミナーに参加しました。彼の言葉には、これからの日本の未来をどう生き抜くか、特に個々人がどう自分の人生をデザインするべきかについて深い示唆がありました。この記事では、その内容を整理し、私が学んだポイントと、読者が実践できるアクションについてお伝えします。
サラリーマンの給与が下がる唯一の国、日本
大前さんの最初の指摘は、日本の給与の現状に関するものでした。驚くことに、過去20年間で、先進国の中で唯一サラリーマンの給与が下がったのは日本だけ。アメリカやイギリス、韓国などでは給与が上昇しているにも関わらず、日本のサラリーマンの年収は約100万円も減少しています。なぜこのようなことが起こっているのでしょうか?
大前さんによれば、これは主に日本の経済成長が停滞していることに起因します。グローバル化やデジタル革命の波に乗り遅れたことで、日本企業の競争力が低下し、結果として給与に反映されているというのです。こうした中で、個々のサラリーマンが自分のキャリアをどう築くかが今後ますます重要になってきます。
2055年、日本はどうなる?
さらに、大前さんは2055年に日本がどのような状況になるかについても言及していました。なんと、2055年には81歳が最も多い人口層になると予測されています。これは日本が世界で最も高齢化が進んだ国になることを意味します。
高齢化社会に突入する中で、私たちは「老後」をどう過ごすべきかを考えなければなりません。退職後、どのようにして自分の自由時間を有意義に過ごすかが課題となります。
60歳以降の9万時間をどう使うか
大前さんが特に強調していたのは、定年後の「自由時間」の重要性です。大半の人は60歳までに約6万時間を働く時間に費やしますが、60歳以降、80歳までの20年間にはなんと9万時間もの自由時間があります。この膨大な時間をどう過ごすか、計画を立てることが重要です。
「60歳を過ぎてから新しいことを始めるのは難しい。だからこそ、若いうちから趣味やライフプランを持っておくことが大切です。」 - 大前研一
この自由時間をただ漠然と過ごすのではなく、しっかりとした計画を持って充実した日々にするために、ライフプランの設計が必要です。
ライフプランを立てる前に考えるべきこと
大前さんは、ファイナンシャルプランを立てる前にまずライフプランを考えるべきだと提言しています。ライフプランとは、単にお金の計画だけでなく、人生全体の設計図です。どのような生活を送りたいのか、どんな活動をしたいのかを具体的に考える必要があります。
ライフプランの具体的な作り方
ライフプランを作成するための具体的なステップとして、以下のような趣味リストを作ることを大前さんは推奨していました:
- 一人でできるインドアな趣味を5つ考える
- 一人でできるアウトドアな趣味を5つ考える
- 仲間や家族と一緒にできるインドアな趣味を5つ考える
- 仲間や家族と一緒にできるアウトドアな趣味を5つ考える
これにより、定年後の自由時間を有意義に過ごすためのアイデアが湧いてきます。リストアップすることは簡単ですが、実際にやってみることで、自分の興味や持続できる活動が見えてくるでしょう。
実際に考えた私のライフプラン例
私もこのアドバイスに従って、実際にライフプランを作成してみました。以下は私がリストアップした趣味の例です。
1人でできるインドアな趣味
- 映画鑑賞
- スポーツジム
- ギター演奏
- 料理
- 読書
1人でできるアウトドアな趣味
- ラジコンヘリ
- ドライブ(バイク、車)
- 乗馬
- 写真撮影
- 釣り
グループでできるインドアな趣味
- ダーツ
- ボウリング
- カラオケ
- ビリヤード
- アイススケート
グループでできるアウトドアな趣味
- スノーボード
- BBQ
- 野球
- スキューバダイビング
- ジェットスキー
ライフプランの作成:すぐに実践できるステップ
ライフプランを考えることは難しく感じるかもしれませんが、実際には以下のステップを踏むことで簡単に始められます:
- まずは趣味のリストを作成する(先ほどのリストを参考にしてもOK)
- それぞれの趣味について、今すぐ始められるものを選ぶ
- 家族や友人と相談し、週末などに実際にやってみる
- 新しい趣味を始める際には、小さな目標を設定して継続することを心がける
こうしたアプローチを通じて、定年後の自由時間をどのように過ごすか、今からしっかりと準備しておくことができます。
まとめ:今からライフプランを考えよう
大前研一さんのセミナーで学んだように、ライフプランを考えることは決して早すぎることはありません。働く時間が終わった後、9万時間もの自由時間が待っています。今からその時間をどのように過ごすか、ぜひ考え始めましょう。
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